シュレッドネックの活用~左手編~


次にシュレッドネックを活用した左手の練習です。

左手に関しては運指などのフィジカルなトレーニングではなく、

度数を把握する練習をおすすめします。

 

この練習をするためにはこちらの記事の内容を理解していることが前提です。

上の記事で紹介している度数関係をシュレッドネックを使って覚えていきます。

 

それではまず、1から12フレット間の度数関係を書いたものを載せます。

 

頭が痛くなりそうですね(笑)

図の青色で書いたR(ルート)の音を基準にそれぞれの度数の

位置関係を覚えていきます。

 

ーーーーーー参考ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここであえてフレット数を書いていないのは、ルートの音をなんであれ

この度数関係は成り立つので、汎用性をもたせるためです。

 

例えば、Rをドにすれば、一番近くにある長3度(1弦上の1フレット下)は

ミになります。そして、Rをレにすれば長3度の位置はファ#の音になります。

 

音は違いますが、ドに対するミとレに対するファ#は同じ長3度です。

これは言い換えるとどちらの関係もRから半音4つ上になっています。

ド⇒ド#⇒レ⇒レ#⇒ミ

レ⇒レ#⇒ミ⇒ファ⇒ファ#

※⇒は半音上という意味

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おすすめの覚え方は、最初に図で緑色にした度数から覚えていくことです。

長3度、完全5度、長7度の3つですね。

 

これは基本的なコードのメジャー7thコードに含まれる度数だからです。

これらを覚えて、そこを基準にすぐ隣の短3度や減5度、短7度を覚えていきます。

 

では、具体的なやり方です。

①まずは覚えたい度数を決めます。

例えば長3度を覚えるとします。

 

②適当にどかこ一つのポジションを押さえます。

例えば、5弦3フレットを押さえたとします。

 

③②で押さえたポジションを基準に思いつく限り①で決めた

 度数のポジションを押さえてください。

上の例でいけば、答えは

1弦12フレット、2弦5フレット、3弦9フレット、

4弦2フレット、5弦7フレット、6弦12フレット

です。

 

各弦ごとに1つずつ答えがでてきますが、実は押さえた

ポジションの前後2フレット内で分かれば、十分です。

上の場合だと2弦5フレットと4弦2フレットが出てこれば成功です。

 

これはそれ以上フレットが離れると別の弦をルートとして考えた方が

分かりやすいからです。

例えば、5弦7フレットや3弦9フレットにもにも長3度がありますが、

これは6弦ルートで考えた方が分かりやすいです。

 

ま、細かいことは気にせず、まずは前後2フレットで大丈夫と

だけ覚えておいてください。

 

ここでのポイントは、前後2フレット間であれば、

だいたい2つしかないということです。

多くても3つですが、3つの場合は1弦と6弦が同じチューニングのため

同じ度数が1弦と6弦にある時です。

 

こちらもまずは細かいことを気にせず、2つ出せれば成功だと

思っておいてください。

 

まとめると。。。

 

覚えたい度数を決めて、Rの位置から前後2フレット間で

2つその度数を見つけることができれば成功です。

 

これを残りの完全5度、長7度でもやっていき、

それが完璧になったら他の度数も挑戦してください。

 

最初は何をやっているのかわからないと思いますが、

とにかくまずは暗記をして知識として蓄えておきましょう。

私を信じてやってもらえれば、あとで必ず役に立ちます。