はじめに

まずはコードのベース音を聞き取りましょうで挫折した人へ


ここでは耳コピができるようになるための具体的な方法を

書いていきたいと思います。

 

副題にもありますが、皆さんはよく耳コピの方法で

 

「まずはコードのベース音を聞き取りましょう」

 

というような解説を見たり聞いたりしたことはないでしょうか?

これ、間違ったことは言っていないし、コードを聞きとるときは

確かにそうするんですが、皆さんはこれだけでできますか?

 

私はできなかったです。。。

 

ベースの音って聞き取り難いし、どうやって聞き取れるように

なるんだって感じでした。

人によっては根性論で、

「いっぱいやっていればできる」

って言うんですが、それってアドバイスになっていませんよね。。。

 

これ、外国語を勉強することで例えると。。。

例えば、ドイツ語とかロシア語とか、今まで生きてきた中で

全くなじみのない言葉を習いに行ったとします(ドイツ語、

ロシア語に馴染みのある人はスワヒリ語とか…)。

 

そこで先生から会話の音声を流されて、ここから名詞だけを

聞き取りましょうって言われているのと”ほぼ”同じです。

 

聞き取れるわけないですよね?

 

そもそも、その言語について何も知らないんですから、

 

ま、音楽でベース音というと1番低い音だなっということは

わかっている人も多いので、多少わかるかもしれませんが

(なので”ほぼ””と書きました)。

 

 

では、そういうなじみのない言語を聞き取るためにはどうすればいいか?

 

上の例で言うと、名詞を聞き取るために、

まずは名詞の単語リストをもらって、

それを見ながら発音の仕方を教えてもらって、

自分で発音しながら覚えるのではないでしょうか?

 

音楽もそれと同じです。

耳コピができるようになるには聴くことも大事ですが、

それ以上に歌ってみることが大事です。

 

歌うことは最強の練習方法であるアウトプットにもなります(詳しくはこちら)。

 

何回も聴いていると、徐々にわかるようになることもありますが、

聞くだけの練習は練習方法自体が不確実ですよね?

この場合の”不確実”というのは客観的にできているかできていないかを

判定するのが難しいと言い換えることもできます。

 

歌うことは

狙った音が歌えているかか歌えていないか?

これって客観的に判断することができますよね?

わかる人に判断してもらってもいいし、そういう人がいない場合は

チューナーを使えばわかります。

 

でも聞き取れているかどうかは客観的に判断が難しいです。

こういう不確実な練習方法はやっていて積みあがっていく感じがないので、

モチベーションもあがらず、続きません。

 

客観的にできているかを判断できる確実な練習方法をすることで、

今日は○○の音程は歌えたというように、積み上げていくことができるので、

やる気も持続しやすいです。

 

そんな練習方法をここでは紹介していきたいと思います。