良い先生(教室)を見極めるコツ②


以前、別のコラムで先生選びのコツを書きました。

そのコツは先生の演奏を聞いて、自分もその先生のように

演奏したくなるかで決めるというものでした。

ただ、いくら先生の演奏が自分好みだったとしても、

教える能力が低い先生もいます。

そんな先生にあたると、習っても上手くならないということになりかねません。
そうならないためにも、教え方の上手い先生を見抜く方法を書きたいと思います。

その方法とは
先生のホームページや動画を見て、自分が教えられた場面を想像する。
です。

抽象的な言い方で分かりにくいと思いますので、

具体的にどういう点を注意して見るべきかを書いていきます。

まず、私の思う教えるのが上手い先生の判断基準は想像力があるかどうかです。

では、想像力がある先生とは具体的にどういう人かというと。。。

・生徒がどういうことで悩んでいるのかを察知してそれを

克服する効率のいい練習方法を提示できる。
→最適な練習を想像する

・教えていることが生徒に伝わっていないと感じたときに

別の言葉を使ってやさしく教えることができる。
→伝わる言葉を想像する

・そもそも生徒に伝わっていない場合に気づける。

などなど

この他にもいろいろあると思いますが、皆さんもレッスンを

受けていてどういうところに気づいて欲しいのかを想像してみてください。

想像力があるとは
こちらが気づいて欲しいことに(想像力を働かせて)気づけるかどうかだと思います。

そういう観点でホームページなどをチェックしてみるんです。

例えば、レッスンをやっている教室のほとんどのホームページには

レッスン内容などが書かれていると思います。
これを読んだときに疑問点が多く残る場合は想像力が

低いと言わざるおえません。

習いに来る人の疑問点としてはパッと思い付く限りでも、

料金、日程、場所、体験レッスンの有無、教材はどんなものを

使うのか、駐車場はあるのか、楽器は持参しなければいけないのか

などなど。

言い出すときりがないですが、最低でも生徒の誰もが

気になりそうなところは押さえているべきだと思います。

また、地域によっても書く内容が変わってくるかもしれません。

例えば、私の地域では移動手段として車を使う人が多いので、

駐車場の情報は書くようにしています。

逆にあまり書きすぎているのも良くありません。

例えば、赤ちゃんを連れて行きたいけど託児所はありますか?

というような場合、こういうことを知りたい人は必ずいると思いますが、

少数派だと思います(そういう人達を主な対象としている場合は除く)。

 

細かいことまで書き過ぎると、該当しない人にとっては

ノイズとなり、知りたい情報が埋もれる原因になる

可能性もあります(そういう人のことまで想像できているかは大事ですが・・・)。
書き過ぎず、書きなさ過ぎず、分かりやすいと思えるかどうかを

チェックしましょう。

そしてそこをチェックすることで、どういう先生かを事前に知ることができます。

今回の例で言うと

情報が少なく疑問点が残るような場合
→レッスンでも説明が足りない

書き過ぎな場合
→説明が長くポイントが分かりにくい

という傾向があります。
もちろん文章を書くのは苦手だけど話は得意という

人もいるので一概には言えませんが。。。

ただ、こうやって事前にチェックしておくことで、

先生/教室選びの失敗は少なくできます。

今回はホームページの例を上げましたが、この他にも

上に書いたように動画などもあればチェックしましょう。
そこからどういう教え方をするのかが読み取れると思いますよ。

ぜひ教室選びの参考にしてみてください。