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右手の動作~指~


ここでは指での速弾きにおける指の動きについて説明していきたいと思います。

 

まず、指を動かす時は左の写真で丸をつけた部分の関節から動かすようにしてください。

ちなみにこの関節はMP関節と呼ばれています。MP関節から先は力を入れず、指先はブラーンとさせた状態で弾きます。

 

速く動かすならもっと指先の方で細かく動かした方が良いと思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。なぜなら、右手の"フォーム~腕~"の項でも書きましたが、指を動かす筋肉は手ではなく腕にあり、そこから指先にかけて腱が通っています。なので、MP関節を固定して指先の関節だけを動かすような動きだとその腱の通り道を固めてしまうことにつながるからです。

 

また、実はこの動きのほとんどの役割は弦を弾くためではありません。

弾くための準備位置(上記写真の位置)に指をなるべく早く持ってくるために

使っています。

 

説明が難しいのですが、弦を指で振動させるときは指を振りかぶって

弦をはじくというイメージを持っている人が多いと思うのですが、

実はそうではなく、弦の上を指をすべらせるような感覚で弾いています。

また、人によっては弦の上に指をのせて、そこから押し込むという人もいます。

これについては最後に詳しく書きます。

 

話を戻します。MP関節から動かす利点を理解するためには

ギターを持たずに指を動かしてみるとわかるかと思います。

 

下の写真①のように、指の付け根辺りを反対の手で押さえて動かないようにして

指先だけでばたつかせた場合と、②のように手をフリーにして、MP関節から

指をばたつかせた場合ではどちらの方が速く、力強く動かせますか?

①

②


おそらく②の方が動かしやすいと思います。

①は動かしにくいだけではなく、力もそんなに出ないと思います。

この力強さも実は重要で、弱い力しか出せないフォームで弾くと

すぐに疲れて弾けなくなったり、弦の張力に負けてミスタッチも多くなります。

 

同じ40という力を出す場合でも、最大60の力しか出ないフォームで

弾くのと最大100までの力が出せるフォームで弾くのとではどちらが

弾きやすいと感じるでしょうか?言うまでもなく、後者ですよね?

 

なので、まず1つ目のポイントは

 

指はMP関節から大きく動かす

 

特に最初の方はなるべく大きく大げさに動かしながら、

フレーズ練習等をすることをおすすめします。

最終的には無駄な動きはないほうがいいのですが、

最初は意識して大きく動かさないと、すぐに動きが

小さくなって指先だけで弾く癖がついてしまいます。

大きく動かすことでMP関節を使って弾くという意識付けをしてください。

 

また、大きく動かすことで次に説明する腕の回転の動きを

使う感覚を早く身に着けることができるからです。

 

ここまでで、MP関節から動かすことで100の力を出す方法を解説しました。

ここからは腕の力を使うことで、この100の最大出力をさらに大きくする方法を

書いていきたいと思います。

 

腕の力で使えるものは次の2つがあります。

 

・腕を回転させる力

・腕を引きあげる力

 

まずは回転させる力の利用について説明いたします。

腕を回転させる力とは、こういう動きをする時の力です↓↓↓

①

②

③


専門用語で回内・回外と呼ばれる動きです。

上の①⇒③にかけての動きが回外、逆に③⇒①にかけての動きが回内です。

 

一見、指で弾く動きとは全く関係無いように感じますが、上に書いたように

人差し指と中指を交互にMP関節からなるべく大きく動かしてみてください。

動かす時は腕の力をなるべく抜いて動かしてみてくださいね。

 

・・・

 

どうでしょうか?

大きく動かすと回内・回外の動きも連動して起こらないでしょうか?

本当に微妙な感じですが。

 

分かりにくいときは逆の動かし方をしてみてください。

つまり、腕を回転しつつそれに合わせて指を動かしてみてください。

 

中指を曲げるときは回外の動き、人差し指を曲げるときは回内の

動きと連動させてみてください。

 

・・・

 

どうでしょうか?

指がより力強く動くようになりませんでしたか?

これは指を動かす筋肉と回内・回外させる筋肉は別なので、

単純に指先だけで動かすよりも大きな力を出せます。

 

これで、最大100の出力を120まで引き上げることができます。

この動きを習得するコツは上でも書いたように

 

MP関節から指をなるべく大きく動かす

 

ことです。

ただ、正直に言うと実践ではこの力は使っているか

使っていないかぐらいの動きです。 

 

どちらかというと、腕にはこういう動きができると

意識するぐらいの感じです。

だったら全く意味がないと感じる方もいるかもしれませんが、

こういう意識を持つことで実は意識的に脱力がしやすくなります。

弾きながら腕が回内・回外する方向にも動けると考えているのと、

回内・回外方向には動けず、腕が固定されていると考えているのでは

腕の自由度が変わってきます。

 

なので、この動きはどちらかというと

 

脱力するために意識する

 

ぐらいのイメージでとらえてください。

 

それでは次に腕を引き上げる力の利用について解説いたします。

腕を引き上げる力とは”右手の動作~腕~"の項で解説した弦移動を

する場合は腕全体で動かすという動きで行います。

左の写真が示すような腕を引き上げる力を

利用して弾きます。

 

これは腕から肩にかけての筋肉を使っています。

基本的に人間の筋肉は身体の中心にいくほど

大きくなります。そして、大きな筋肉ほど力強い

力が出せます。この筋肉を利用することで省エネで

弾くことを可能にします。

この筋肉の使い方を理解するために、指先を

固定して、腕を引き上げる動きだけで弦を弾いて

みてください。

 

 

やってみると分かりますが、この筋肉で細かいフレーズのコントロールまでは

さすがにできません。あくまで指先で弾く力の補助として使います。

実際に使っているときは本当に微妙に動かしているか動かしていないか

ぐらいのイメージです。

 

なので、実践で使う時は、この筋肉を動かそうという感じではなく、

 

腕を固定しないで、腕を自由に動かせる状態にしておく

 

というぐらいのイメージにしておくといいと思います。

そのためには

 

なるべくギターを手で支えないようにする

 

ことが大切です。

これにはストラップやギターリフトなどの支持具を使って、

なるべく手以外の身体の部分でギターを保持できるようにするようにします。

 

 

 

それでは最後に弦を弾く動作について詳しく書きたいと思います。

この項の最初で、弦ははじくのではなくすべらせると書いたのですが、

この動きを理解するために、まずは下の写真のように弦の上に指を置いてください。

爪と肉の間に弦がくるぐらいのイメージで

この状態から指を動かさずに固定したまま矢印の方向に腕を引いていってください。

 

そうすると、最初は弦の上を指がすべっている感じになると思いますが、そのまま腕を引き続けるとどこかで指が外れて、弦が振動すると思います。

 

それが理想的な弦の振動のさせ方です。

実際に指を振りかぶって弦をはじいた場合と

このようにすべらせて鳴らした場合とでは

音が全然違うと思います。

はじいた場合は音が汚くないでしょうか?

ただ、速く弾くためにはこんなことをやっていたら間に合いません。

なので、指の動作を少し入れてあげて、早く弦から指が外れるようにしてあげます。

ここで重要なのは、繰り返しになりますが、弦ははじかないということです。

 

この感覚を身に着けるためにはこうやってすべらせて弾く練習をするといいでしょう。

また、ここの最初にも書いたように、指を弦に押し込むという感覚で練習しても

いいと思います。

 

ただ、最終的には弦を押し込むという感覚よりはすべらせるという感覚の方が

より脱力しやすいイメージだと思います。

 

大事なことなので、動作についてもう一度書きます。

弦を弾くときは

 

弦の上に指を置いて⇒弦の上をすべらせて弾く

 

この感覚を持って弾いてください。

間違っても最初の

”弦の上に指を置いて” 〇

    を

”指をふりかぶって” ×

という風に間違えないでください。

 

 

 ちなみにこのすべらせるという感覚は、ピカードという力強いピッキングを

するフラメンコギタリストも持っていると思われます。

力強いので、指を振りかぶって弦を思いっきりはじいていると

思っている人もいるかもしれませんが、違います。

 

それは彼らが速弾きをしやすしくするために実はあるものを

指先に塗っているのですが、そこからわかります。

それはハンドクリームです。

ロクシタン(L'OCCITANE) シア ハンドクリーム

これは日本人フラメンコギタリストの沖仁さんの教則本にも書かれています。

また、私は沖仁さんのセミナーに一度参加したことがあるのですが、

その時に、ハンドクリームがないときは鼻の油を使うとも言っていました(笑)

 

ここからわかるように力強いピッキングをフラメンコギタリストも

指先に潤滑油的なものを塗ってすべりをよくしています。

これは言い変えると弦に当てるときはすべらせているという感覚が

あるからだと考えられます。

 

 

以上で指の動作についての解説は終わりです。

次からは左手のフォームと動作について解説します。

 

”指弾きなのに左手?右手がわかれば十分”

 

という方もいると思いますが、是非一度読んでみてください。

私もそうだったのですが、指での速弾きというと右手ばかりに気を取られて

実は左手がうまくできておらず、左手を見直すことで

うまくなった経験もあるので、是非読んでみてください。

 

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