今回紹介する練習は、曲のメロディなどが移動ドで
聴こえてくるようにするための基礎的なトレーニングです。
早速やり方です。
いろいろなキーでダイアトニックコードの
ⅠまたはⅠM7 ⇒ ⅤまたはV7 ⇒ ⅠまたはⅠM7
というコード進行を弾いて、自分が練習したい音を歌うというものです。
まずはわかりやすいようにキーの中で一番ベースとなる
ド(key=Cの場合C)を練習すると決めます。
これはキーの中で一番落ち着く音で、この音で曲が終わることも多いです。
そして、コードⅤ(Ⅴ7)⇒Ⅰ(ⅠM7)というのはkey=Cの場合
C(CM7) ⇒ G(G7) ⇒ C(CM7)
となります。
このコード進行を弾くことで今はキーがCだなっと感じることができます。
この状態でキーのドの音(C)を歌います。
歌った後に歌った音がCの音かどうかを楽器で確認してください。
これができたら次に調を変えます。
次にKey=Fで考えます。
まず、歌いたい移動ドのドの音はkey=Fの場合F(ファ)の音です。
そして、Ⅰ(ⅠM7) ⇒ Ⅴ(Ⅴ7) ⇒ Ⅰ(ⅠM7)は
F(FM7) ⇒ C(C7) ⇒ F(FM7)です。
このコード進行を弾いて移動ドのドの音ファが歌えるように練習します。
これを移動ドのソやファなどと他の音でもやっていきます。
最終的にはファ#やミ♭などの臨時記号のつぐ音も歌えるように
なるといいです。
少しやり方が難しいかもしれませんが、ギターの場合は
割と簡単にできます。
それは5弦ベースのメジャーコードを弾いて、同じフレットの
6弦ベースのメジャーコードもしくはセブンスコードを弾いて、
もう一度5弦ベースのメジャーコードを弾けば
Ⅰ⇒Ⅴ⇒Ⅰのコード進行です。
で、移動ドのドは最初の5弦ベースのベースの音です。
これをフレットを適当にずらして練習するだけです。
文章だけだと分かりづらい部分もあると思いますので
こちらの内容は今後YouTubeで解説動画をアップする予定です。
また、チェックしてみてください。
音感練習をするときには目を閉じて練習することをおすすめします。
よくコンサートなんかで目を閉じながら聞いている人いますよね?
あれって実は科学的にも理にかなっていることなんです。
単に視覚情報がなくなって音に集中できるという面もありますが、
目を閉じるとアルファ波というものが出ます。
一度は耳にしたことがある言葉だと思いますが、このアルファ波が
出ると人間はリラックスをしたり、免疫力があがったりするのですが、
さらに脳を活性化させる効果があるそうです。
また、このアルファ波が出ると聴覚が敏感になるそうです。
一説によると、人間が寝ている時に周囲の安全を確認する本能として、
視覚に頼らず聴覚を敏感にしているのではないかとも考えられているようです。
特に音感練習では音程等に注意して聴き、ゆっくり確実に練習する
方が効果的なので、目を閉じて、音に集中してみてください。
愛知県豊田市ギター、弾き語り教室