アドリブなどをしていて、曲のどこをやっているか分からなくなったという
経験はないでしょうか?これをロストするといいます。
私もいまだにありますが、ロストした場合は他の楽器の
伴奏を聴いてどこをやっているのか探ります。
これは音感を鍛えると分かるようになってきますが、
ここではリズムの面からそもそもロストしにくくする練習方法を
紹介したいと思います。
ここで紹介する練習方法を続けると、小節感が身に付きます。
これが身につくと音感があまりなくても、ロストしにくくなります。
音感ではなく、リズムの面からいま何小節目をやっているなと
分かるようになります。
それでは、練習方法です。
これは題名にも書いたように口でカウントを数えながら
弾くというものです。
弾くものは何でもいいのですが、簡単にするために
Cのコードを弾くとします。Cのコードも難しいという人は
例えば1弦開放の音を弾くという方法でもいいです。
それでは例題です。
各音符でCコードを弾いていくのですが、それぞれの譜面の下に
書いてあるカウントを口ずさみながら弾いてみてください。
実際の本番ではこんなことを考えてるわけではないのですが、
これはあくまでも練習です。
カウントを言いながら弾けるようになることで、小節感がかなり
養われます。
ソロやバッキングなどで自由なリズムで弾いても、このカウントが
常に流れるようになるので、小節を見失いにくくなります。
※それぞれのカウントの読み方は最後に書いています。
この課題はかなり難しめに作っているので、難しいと感じられた方は
自分の好きな曲のリズムだけを抜きだしたり、歌本なんかによく
書いてあるコードのストロークパターンなどをカウントをしながら弾けるように
なることを目指してみてください。
弾き語りの練習にもなりますよ。
もし自分でも問題を作りたいという方はメールいただければ
音符を記入する前のファイルを差し上げます(エクセルもしくはPDF)。
カウントの読み方
8分の場合
英語:1・an、2・an、3・an、4・an
読み方⇒ワン・エン、トゥー・エン、スリー・エン、フォー・エン
日本語:1・ト、2・ト、3・ト、4・ト
3連の場合
英語:1・an・da、2・an・da、3・an・da、4・an・da
読み方⇒ワン・エン・ダー、トゥー・エン・ダー、スリー・エン・ダー、フォー・エン・ダー
日本語:1・チ・ト、2・イ・ト、3・ン・ト、4・イ・ト
16分の場合
英語:1・e・an・da、2・e・an・da、3・e・an・da、4・e・an・da
読み方⇒ワン・イー・エン・ダー、トゥー・イー・エン・ダー、スリー・イー・エン・ダー、フォー・イー・エン・ダー
日本語:1・チ・ト・オ、2・イ・ト・オ、3・ン・ト・オ、4・イ・ト・オ
※最後の課題のように8分、16分、3連が混在している場合は、
8分と16分の音符のかたまりは16分でカウントして、
3連のところのみ3連でカウントする方法がいいかと思います。
愛知県豊田市ギター、弾き語り教室